君の他に何もいらない

燃えろよ燃えろよ 世間よ燃えろ

オタクのモヤつき大整理大会

Jr担になってはじめて知った概念がある。格差である。

そもそも嵐のオタク、しかも10周年を過ぎてから好きになったような人間だから、格差というものをほぼ意識せずに生きてきた。少なくともわたしがまともにアイドルについて頭を回し出してからは、嫌でも意識を向けなければならないほどのメンバー間格差なんてものはなかった(今言えと言われてもどんな言葉でとファイトソングくらいしか浮かばん)。グループとしても、正直圧倒的というか絶対的存在すぎて、自分の中で誰かと比較するなんて脳がなかった。あと何より、細かな数字を気にしなくても十分にオタクができる環境だった気がする。

ある時突然Jr担になった。一番じゃなくて、洗練されきっているわけじゃなくて、まだまだこれからな人たちを推し始めた。

まず知ったのはメンバー間格差だった。かなり大晴くんにもパートが割られているツアーを見てからいろんなところで披露されているFirebirdや披露される機会が増えてきたアエテオドルを見ると、いくらツアーで割ってくれてもオリ曲で少ないとその印象ばっかり残るよな〜と思ってしまった。自担はあまり歌が上手くないので仕方ないか〜と思っていたけど、十分実力があるはずのまさやのパートが少ないのはあまり解せていなかった。ソロパートが均等にあることも含めて、Party-Holicが大好きだと思った(早く生でも聴きたいし、単独コンサート以外の(Aぇ担以外の目に触れやすい)場でも聴きたい)。

それからグループ間格差を知った。なにわ、人気すぎ。丈くんを好きになった今でもAぇ担の闘志みたいなやつの方が働くのか素直になにわを推せない感じが自分の中にある(はやく拭いたい)。これが拭えない限りわたしは自分のことをなにふぁむとは名乗れないので、丈くんのコレ(小指を立てる)になれない。

その頃にはわたしは関ジュを取り巻くいろんなことを少しずつ理解してきていた。やっと数字のことも気にするようになってきて、ISLAND TVのツイートをRTするためのアカウントを作ったり、今まで19年間出す習慣がなかった雑誌のハガキをきちんと出すようになったりした。やっとGYAOの動画を回すようになった。京セラではどうにか大きい声を出そうとして前の害悪オタクに笑われた。あすかなを追い始めて、星空と飛鳥のフォロワーや動画の再生数が結構違うことに驚いたりショックを受けたりもした。Lil かんさいが東京の少クラに呼ばれたのは嬉しかったけど、あの舞台に立つAぇ! groupが見たくて仕方なかった(過去形ではない)。まいジャニにAぇが出ないのも、正直めちゃくちゃ嫌だった(これも過去形ではない)。サタプラで丈くんととあたくのコーナーが始まったときから、正直かなり焦っている。ずっと、Aぇ! groupの人気を上げる方法を考えている。

今までほぼ気にしなくてよかった世界にぽんと放り込まれた気分だった。RT数なんて気にしたことがなかった。動員数も売上も1位しか見たことない人達を推していた人間には、全てを支えるのはかなり難しかった。そもそも爪痕を残すなんて概念すら、つい最近知ったものである。人気を上げることの難しさを知った。自分の非力さを知った。

やっぱりなにわ男子とは圧倒的な差があるAぇ! group、パート割りが多くはない大晴くん、生徒手帳の交換が見つからないと言われる丈くん、フォロワー数がやっと10万に乗った飛鳥(本当におめでとう)。今は小さな枠でも一番じゃない彼らを、宇宙で一番にするために、オタクにできることはなんだろう?

 

いつかAぇ! groupがアイドル誌の表紙を飾りますように。いつかTV誌の表紙を単独で飾りますように。いつかこの顔がスキ!上位に入りますように。恋人にしたいランキング上位に入って、それぞれが色んなランキングで上位をとりますように。アイドル誌の掲載順が前の方に来ますように。全国レギュラーを持ちますように。デビューして、5大ドームツアーできますように。6人の夢は、オタクの夢だ。絶対に現実にしてみせる。しますようにじゃなくて、絶対にこの未来はある。作ってみせる。

わたしが好きな人たちが、ナンバーワンでオンリーワンになる日をいつか夢見て、わたしは今日も動画を見て、アンケートを出して、RTをする。